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おしらせ
 旅行記・第1日から、少しずつ写真をアップ中です。
# by kurooolong | 2007-08-26 13:54
旅行記・第7日
 本当の最終日は、朝から激しい雨に見舞われた。


旅行記・第7日_b0113561_23122186.jpg 結局、滞在中に太陽が顔を出したのは初日だけで、あとはずっと「曇り時々雨」だった。残念といえば残念だが、それはそれで「霧の街ロンドン」を存分に体感出来て良かったと肯定的に捉えている。まぁ、何でもいいのだ、楽しかったから。



旅行記・第7日_b0113561_23442078.jpg そうそう、以前イギリスに行った知り合いも言っていたが、ロンドンでは、少しばかりの雨だったら傘を差さない人が多かったような気がする。一日のうちに四季がある、なんて言われているこの街(国)、いちいちチョイ濡れを気にしてたらやってられないのかも知れない。さすがに激しく降った時には、雨具を持っていないと思われる人たちは、軒先で雨宿りをしていたけれど。
 霧雨程度で傘を差すのはイケてない気がして、周りを見て俺も、小降りになったらすぐにたたんだりもした。慣れてるぜ、みたいな顔して(笑)。


旅行記・第7日_b0113561_2354642.jpg 午前中を、カバンに中々入りきらない荷物と格闘して過ごし、パンパンになったスーツケースをクロークに預け、正午にホテルをチェックアウトした。たった一週間あまりのアドレスだったが、初めての土地のネグラとなった場所だけに、なんだか名残惜しくて、何度か建物を振り返った。




旅行記・第7日_b0113561_23404498.jpg旅行記・第7日_b0113561_23391110.jpg
 3時間程度を駅周辺で過ごす。駅とは逆方面の、ごく静かな住宅街を歩いて回ったりした。住人はあるのだろうが、どういう理由からか人の気配が少ない。そのためか、目の前の家々がまるで、初めから写真の中にあったかのように儚く映る。



旅行記・第7日_b0113561_23264362.jpg 最後の最後で、駅前のCDショップなどを回った(写真は別の店)。今や日本でもよほどマイナーなアーティストでない限り、大型店にでも行けば、またはネットで大抵のCDは手に入る。値段も、イギリスではほとんど変わらないようだった。それでも、ロンドンで買ったCD、というのが欲しかった。俺にとって購入した何枚かのCDはこの先、ほんの少し特別な作品であり続けるだろう。


旅行記・第7日_b0113561_005871.jpg 滞在中にあちこちで何度か耳にしてグッと来ていたのが、SNOW PATROLの「Chasing Cars」(写真は収録アルバム)。少し前の作品のようだけど、俺この曲を知らなくて。旅の気分もあいまって、聴くたびに心が吸い込まれた。今回の紀行のテーマソングとして、俺の中で勝手に殿堂入り。淡々と繰り返される3コード展開の中を泳ぐシンプルなメロディに加えて、歌詞がすげーいい。いや本当、名曲です。




旅行記・第7日_b0113561_23464131.jpg旅行記・第7日_b0113561_23481439.jpg

 さて、名残惜しくも、お迎えのバスでヒースロー空港へ。イギリスでは現在、口蹄疫(家畜がかかる伝染病)が流行していて、その影響で、出国者に靴を脱がせて検査機に通す、なんてチェックもあった。お邪魔しますとばかりに皆が靴を脱いで検査機に並ぶ様子は、何だかおかしな光景だった。



旅行記・第7日_b0113561_23594095.jpg 帰りの飛行機から見る夕焼けは、本当に綺麗だったなぁ。気分も、文字通り黄昏れたよ。そのうちまた来たいなと、心から思った。




旅行記・第7日_b0113561_23492672.jpg 初めの機内食では和食を選んだのだが…米の美味かったこと! シイタケの煮たヤツなどに至っては、神の領域だと思った。日本食には深みがあるよなぁ、などと浅はかな再認識。自分では食にあまり執着しない方だと思ってはいるが、かつ、和食が大好きだとも言えないのだが、それでもやはり、慣れ親しんだ味は特別美味く感じる。短い出国でコレなのだから、もし長期滞在だったら、どれほど恋しくなるだろう。


旅行記・第7日_b0113561_23564157.jpg やはりどこか気が張っていたのだろうか、行きの飛行機とはうって変わって、帰りは寝まくった。12時間は短かった。




ーーー

 個人の自己マン旅行記にお付き合い頂きまして、ありがとうございました。…と、まだ書き足りないので、予告通り、もう少しだけ続けます。写真も追々。
# by kurooolong | 2007-08-25 17:45
旅行記・第6日
 明日、15時半には空港までの送迎バスがやって来る。昼のホテルチェックアウト後にあちこちまともに動けるとは思えないので、ロンドンを堪能するのは実質、今日が最後の日である。

旅行記・第6日_b0113561_233434.jpg いつものように、今日はどこへ行こう何をしよう、と地図を眺めて唸るようなことはなかった。今日だけは本当に、のんびり過ごそうと決めていたのだ。考えてみればここ数日、ドバドバ放出される脳内麻薬にヤられっぱなしだった。昨日のように、静かな場所に行き、心を一時的に落ち着かせても、発作のようにその後また歩き回る…そういうのは今日はナシにしようと。


旅行記・第6日_b0113561_2328125.jpg …ってな心積もりは、午前中までで消え去った。結局、今日もまた散々歩いて、疲労の重層をさらに厚くする始末となった。お出かけに地図を持ち歩くと、どうもいけない。「んじゃ次はここまで頑張って歩いてみようかな…」というチャレンジ精神に火がついてしまうのだ。自虐上等、マゾ極まれり。
 まぁ毎日本当によく眠れるから、いいんだけど。


旅行記・第6日_b0113561_23371889.jpg これが誰かを同伴した旅行だったなら、きっと、少なくとも移動に関しては、ここまで無謀なアクティブ性を持たなかっただろう。「あっちに行こう、いややめた、地下鉄に乗るか、いややめた、まだ歩く! さすがに疲れた、でもそんなの関係ねぇ! 今からさらにこの広い公園を縦断する!」 といったワガママ放題な紀行は、誰かと一緒だったら、よほどさらけ出せる間柄でない限り、なかなか難しいことだった。

 これまでさんざん無計画で他人任せの同行旅行をして来たが、それは、ワガママを言って同伴者の気分を損ねたくない、そんないかにも消極的な平和主義に大いに依拠したものだったかも知れないと、今更ながら顧みる次第だ。もちろんそれは全然悪いことではないし、反省するわけでもないけれど、文字通り「思うがままの」旅は今回、俺という人間の閉じた部分を少なからずオープンにしてくれた。その意味で、大変有意義だったと思う。

 と、なんだかもう〆の文章みたいな雰囲気だな。陶酔してても先に進まないので、今日のまとめを。


旅行記・第6日_b0113561_2329990.jpg 午前中をホテルでゆっくり過ごした後、そろそろ慣れた感のあるハマースミスを散策。駅から少し西に行った所にある、「King's Mall」に初めて足を踏み入れた。さほど大きな商業施設ではないが、ちょっと程度の良いダイエー的な雰囲気のこのショッピングモールは何となく親しみやすく、ケツの座りが良い場所だった。お安い商品も多数で、帰りのスーツケースの残り容量を気にしながら、ちょっとした土産を見て歩いた。

旅行記・第6日_b0113561_23254638.jpg 旅も終盤となればもう、ボチボチ店員とのやりとりにもさほど苦労しなくなっている。
これまで正直、相手が何を言ってるか理解出来ず、アホみたいな顔になっていただろうことは何度かあったのだが、カッコ悪いので書いていない(笑)。この辺りのこと、言葉の話についてなどはまた、こぼれ話とでも称して、後日書こうかなと思っている。


旅行記・第6日_b0113561_23314474.jpg しばしのんびりブラついたあと、地下鉄でKnightsbridgeへ。先日あまりゆっくり見られなかったハロッズデパートを再訪した。行く予定はなかったのだが、午前中ホテルにいる間に日本から携帯に着信があり、頼まれものを承ったのだった。ハロッズで探すほどのブツではなかったのだが、ここしか思いつかなかったのだ。

旅行記・第6日_b0113561_0133539.jpg 改めて回る店内。広い。ただ広いだけでなくて、テーマ別、または置いているアイテムによってスペースを仕切っているようで、移動を繰り返していると、自分がどこにいるのか分からなくなる感じだ。「CUBE」という映画は、いくつもの部屋が整然と繋がっていてそこを行き来する物語だったが、ああいった印象を抱いた。もちろんあんなに幾何学的な造りではないし、物も人も溢れかえって、まったく違う形なのだけど。
 写真は、ダイアナさんと、共に事故で亡くなった恋人ドディ・アルファイドさん(ハロッズの御曹司)を偲ぶ記念碑。店内に2カ所あった。

 由緒ある百貨店なので当然といえば当然ながら、店員の対応がとても親切、丁寧で、こちらが恐縮してしまうほどだった。ジーンズ履いてる場合じゃねーぞこりゃ、ってぐらいに(笑)。ごく小さな買い物をカード支払いで買おうとしても、「現在日本円のレートはこうですので、○○ポンドで○○円になります。OK?」といったような。そこいらの店で何かを買う時に、ここまで確認された経験は皆無だったので、さすがだなぁと嘆息。おまけに、こちらの観光客丸出し感を無言で悟って、そっと店内ガイドを手渡してくれた。あの女子店員さんには恋しそうだった。


旅行記・第6日_b0113561_0341115.jpg 買い物を終え、ハロッズの袋をぶら下げつつ、ふと思い立って、ロイヤル・アルバート・ホールを見に行こうと足を伸ばした。クラシックからロックコンサートまで、様々な歴史を刻んで来た殿堂だ。
旅行記・第6日_b0113561_0344978.jpg 間近で独特の円形劇場を眺めていると、日本は色んな意味で後追いだ、なんて、無意味なことを考えざるを得ない。日本では、日本独自の伝統的な音楽よりも、西洋音楽のほうが幾分ポピュラーなのは間違いない。ではこれからずっと、その意味では歴史を追い越すことはないのだ…なんて。本当、そんなの今や、無意味な自虐でしかないのだが。
 ちなみに写真の告知版(Peace One Day Concert)には、アニー・レノックスやコリーヌ・ベイリー・レイ、ジェイムス・モリソンなどの名前が見られる。


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 すぐそばにある、Hyde Parkへと足を踏み入れた。旅の期間中、ロンドンにあまたある広大な公園、どれかに行ってみようと思っていたが、中に入るのはここが初めての場所となった。のんびり憩うにはこうした公園は最適、時間がゆっくり過ぎる感じだ。


旅行記・第6日_b0113561_0363869.jpg旅行記・第6日_b0113561_23475788.jpg

 曇り空の下、犬の散歩風景までがフォトジェニック。思わずあちこちにカメラを向けた。おそらく公園の写真なんてのは、自分以外あまり面白いものではないのだが(笑)。


旅行記・第6日_b0113561_23464467.jpg だだっ広い空間に鎮座(?)している池が面白かった。いかにも人工的な造りのに、不思議な落ち着きがある。なんだろうあの感じ、説明しづらい。夢の中に出て来る池のような、現世離れした佇まいというか。

 関係ないが、幼稚園の発表会で「みにくいアヒルの子」の主役をやったのを思い出した。皆の前で「♪かぁさん こんにちは ごきげんよう〜」とか唄って踊るのがイヤでイヤで仕方なかったっけな、なんて。今でもそこだけメロディ覚えてたことに我ながらビックリ。


旅行記・第6日_b0113561_0391265.jpg ここハイド・パークには、チャールズ皇太子とダイアナ元妃も住んでいた、ケンジントン宮殿がある。突然の大雨に見舞われたこともあって結局、本殿の訪問はしなかったのだが、付近にはダイアナさんの名を記す看板や、その名の通り、ダイアナ・メモリアル・プレイグラウンド(子供用公園)なんかもあって、後年ゴシップで騒がれつつも、彼女は多くの国民に愛されていたんだなぁと思わせるものがあった。ハイド・パークは広大かつ閑静な環境、その外に出てみれば、人々の、時に下世話な興味の的。一人の人間として、一体、どういう心境だったろう。のちに王室から出て、外からこの宮殿をどんな心境で眺めていたんだろうか。



旅行記・第6日_b0113561_23552984.jpg旅行記・第6日_b0113561_23555075.jpg

上写真右:庭園には普通に、人慣れしたリスが跳ね回っている。たぶん宮殿とは関係のない、そこいらのジイ様と思しき人が、慣れた手つきでリスにエサをやっていた。「おーいエサまだあるぞ、あれ、もう腹一杯か?」みたいなことを独りで言いながら。和んだ。



旅行記・第6日_b0113561_044487.jpg ハイド・パークを出て、ほど近いNotting Hillあたりを目指した。映画「ノッティングヒルの恋人」で一躍注目を集めたという界隈だ。ちなみに俺、この映画も未見。恋愛モノは…と敬遠していたが、機会があったらそのうち見てみようと思う。


旅行記・第6日_b0113561_0451389.jpg ノッティングヒルに向かう途中、道ばたで街並の写真を撮っていたら、ガラの悪そうな白人に睨まれ、「Japs」と吐き捨てられた。これはテンションの下がる、悲しい経験だった。あいつの上目遣いの眼差しが忘れられない。ニャローめ。



旅行記・第6日_b0113561_073517.jpg さておき、ここから電車を乗り継いで、ハマースミスへと戻る。すでに時刻は夕方になっていた。駅の南にある劇場、ハマースミス・アポロ・シアターへ足を伸ばした。事前の調べで、今日はロックバンド「Decaydance」のライブがあると知っていたので、もし当日券があれば、と思ったのだった。バンド名は聞いたことがなかったが、どうやらラウドな音楽をやるバンドらしい。


旅行記・第6日_b0113561_0455919.jpg アポロシアターに近づくと、いかにもソレ系の女の子達の姿が多く目に付き始めた。色んな街でロック好きと思われる男子女子とすれ違ったが、こうして「流れ」に遭遇してみると何だか新鮮だ。はて、どれだけ人が集まっているんだろう…と思っていたら、オープン前のシアター周辺には、シアターからかなり離れた地点まで続く長蛇の列。さすがにここに並んで、窓口で「当日券あるっスかね?」と尋ねる気力は削がれた。知らなかったが、人気あるバンドなんだな。それなりのライブを見ようと思うなら、渡航前にチケットを調達しておくべきかも知れない。ナメてたわ。



旅行記・第6日_b0113561_011512.jpg 考えてみたら、ホテルでの朝食以来、今日は何も食べていなかった。なぜかこちらで旅する間、あまり腹が減らない。不思議である。

 駅周辺の「Restaurant」(なんて聴こえの良いものじゃなかったが)で昼食夕食を兼ねたメシを食い、相変わらずの量に舌を巻き、申し訳なく思いつつも半分ほど残して、ホテルに帰った。どこもかしこも、俺にゃ食えないよあんな量。普段からあんだけ食ってたら、そりゃガタイも良くなるよなぁ。量を半分にして、値段も半分にして欲しいものだ(笑)。ロンドンは日本人にとって、味の指向とのバランスも考えると、食い物が特に高く感じられる場所だろう。

 どうでもいいが、朝・昼のぶんを兼ねた食事を「ブランチ」と言うなら、昼・夕を兼ねたものは何と言うのだろう。ランチとディナーを合わせて、ランナー? 食うのに忙しそうだ。もしくは、ランチとサパーでランパー? って、すげーどうでもいい。


 そんなこんなで、現在(夜の日記タイム)に至る。
 今日も一杯書いたなぁ(笑)。忘れないうちになるべく思ったことや小さな出来事も書いておこう、なんて思うと、なかなか労力がいるもんだ。マズイ、もう夜も更けて来た。出発の準備が全然出来ていない。この増えてしまった荷物、スーツケースに収まるんだろうか…

 滞在中の日記は、これで最後になるかも知れません。ひとまず総括すると…すべてがエキサイティングな体験でした。本当に、あっと言う間の数日間。この数日の経験が、どういう形であれ、これからの自分に力を与えてくれますように。ありがとうロンドン、また来るよ。今度は、今よりももっと笑顔で。

 下はオマケ写真。左:これまでにもさんざん映り込んでいるけど、地下鉄駅があることを示すマーク。どことなく地球防衛軍ぽくてカッコイイじゃありませんか。右:ニンテンドーDS「脳トレ」英語版。DSはこちらでも人気のようで、子供が道ばたで遊んでるのを2、3度見た。地下鉄の中吊り広告(「出勤・登校の時間を無駄にしていませんか?」的なコピー)の量がハンパじゃなかった。任天堂、リキ入ってる。


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# by kurooolong | 2007-08-23 09:11 | 旅行記
旅行記・第5日
 滞在(と言うほど長くはないが)の日程も、今日で5日が過ぎた。あす丸一日こちらで過ごしたら、明後日は日本に帰る予定である。ようやく少し慣れ始めた所なのに、そう思うと寂しいものがある。…


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 今日は午後から、まずはロンドンの北方にある、Camden Townへと繰り出した。ここには川のほとりにある一大マーケットプレイス、カムデンロックマーケットを始め、数多くの服飾店が軒を連ねている。活気に溢れ、人でごったがえしてはいるものの、ソーホーあたりの「いかにも都市」な空気は少しナリを潜めた印象があり、居心地の悪くない場所だった。川の存在はやはり大きいか。


旅行記・第5日_b0113561_23215738.jpg旅行記・第5日_b0113561_23224061.jpg
 各マーケットでは何か掘り出し物はないかと散々探し歩いたが、ぶっちゃけ大半の物は…安っちいと言うか、何と言うか(笑)。こんなこと言ったら怒られますけども、アメ横っぽい感じと言うか。歩き回るのは楽しいが、ってなもんで、商品については、触手が伸びるまでには至らなかった。

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旅行記・第5日_b0113561_00381.jpg カムデンロックマーケット内では、ミュージックビデオの撮影と思われるクルーに遭遇した。誰だか知らないが、女性アーティストが音楽に乗せて口パクしながら闊歩する姿を撮っている。俺がカメラを向けたら、スタッフに「写真撮らないで!」と注意されてしまった。なのにこうして写真を掲載してしまう俺は肖像権無視の罪人か。まぁ、こんだけ小さけりゃ人物も判別不能だから問題ないよな。
 しかしあれは何と言うアーティストさんなんだろうか。もしかしてPVに俺が映っているかも知れないので見てみたいが(笑)、知る術もない。


旅行記・第5日_b0113561_23381798.jpg その後、別のマーケット内で、遅めの昼食を摂ることにした。そういえばイギリス名物「フィッシュ&チップス」(白身魚のフライとフライドポテトの盛り合わせ)をまだ食ってないな…ということで試してみようと思ったのだが、どこで何度見ても、どうしてもいまだに「フィッシュ」の部分が美味そうに見えないので(笑)、結局「ナゲット&チップス」を選んでしまった。味はまぁ、想像の範囲内。しっかしジャンクだなー、こうして写真見ると。


旅行記・第5日_b0113561_23372143.jpg 天気は相変わらずの曇り空だったが、オープンスペースでののんびりとした休息は心地よかった。エサを求め、あっちへバサバサ、こっちへクルックーしている大量の鳩には参ったが。
 あいつら、簡単に手に入るゴミ箱の残飯には手を出さないのな。俺が食ってる時には、うっかり落としてしまった食べ物に、ハイエナのように(鳩だけど)群がってくるくせに、食い切れなくてそっとゴミ箱に置いた残飯には、見向きもしないでやんの。ありゃどういうこった。説教したくなるわ。


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 写真左:カムデンロックマーケット外観。右:美味そうな露店。見た目はいいが、どうなのよ実際。と、すべての食い物の味に懐疑的になってゴメチョリン。



 カムデンタウンに満足し、この街を後にして、電車を乗り継ぎ、「静かな時間を過ごすなら」と紹介されている、Little Veniceを目指すことにした。


旅行記・第5日_b0113561_23434760.jpg と、その前に。
 リトル・ヴェニスに近いWarwick Avenue駅へ向かう乗り継ぎの途中、ふと思い立って、かのKing's Cross駅で途中下車した。ハリー・ポッターでお馴染みの、9と3/4ホーム(への入り口)を見てみようと思ったのだ。ちなみに俺は、小説も読んでいなけりゃ、映画も見たことがない。まったく興味がなかったが、こうして写真まで撮って来たからには、きっとより楽しく作品を見ることが出来るだろう。ハマったりして。ありえなくもない。

旅行記・第5日_b0113561_0103272.jpg 件の場所には、壁にカートが半分入り込んだ様子が再現されていて、観光者の撮影スポットとなっているようだった。頭の色がレインボーな数人の若者が、キャッキャ言いながら写真を取り合っていたっけ。



旅行記・第5日_b0113561_234638100.jpg さて、リトル・ヴェニスである。その名の通り、ヴェニスを思わせる(行ったことないけど)運河用の波止場のある場所だ。
 ワーウィック・アヴェニュー駅を降りると、それまで自分がいた場所の喧噪が夢であったかのような、閑静な住宅街が広がっていた。ああ、こんな所に住んでみたいなと思ったものだ。などと言うのは簡単、おそらく、高級住宅街なのだろうけど。


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 そんな金持ちチックな家々を横目にしばらく南へ歩くと、目指す運河が見えて来た。リトル、というだけあって、本当にささやかな運河と波止場だ。その果敢なさが何とも言えず、良い感じだ。カムデンタウンに繋がる水上バスも運行していて、ここに来るのと順番を逆にすりゃ良かったかなとも思った。まぁ結果的には、喧噪→閑静、ってことでオーライだったわけだが。


旅行記・第5日_b0113561_016119.jpg 水の存在に心の落ち着きを感じていたので、近くの駅まで、川沿いを歩く事にした。Padinton駅(右写真)から地下鉄に乗り、今日はこの辺にしとくか、ということで、ホテルのあるハマースミス駅へ戻った。

 ピカデリーサーカス周辺や、テムズ川沿いの「ザ・観光地」も悪くはないが、こうして少し中心部から離れ、ゆっくりとした時間を過ごすのもまた、良いものである。次回来た時にはもっと色んな場所を知りたい。そんな風に思った。


旅行記・第5日_b0113561_017599.jpg …と、ここまで書いた所で、今宵も、昨日行ったパブへ。ロック音楽のかかってる方。旅先のビールは美味い。
 明日はあまり遠出せず、この辺りをじっくり歩いてみたいと思っている。


 下はオマケ写真。左:イギリスの郵便ポスト。日本人にも分かりやすい。右:こちらでもクロックスサンダルが流行している様子。実際に履いて歩いてる人はあまり見かけなかったけど。(ちなみに俺も普段履きとして愛用してます。楽でいいんだよな。)


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# by kurooolong | 2007-08-22 07:10 | 旅行記
旅行記・第4日
 さて、改めて前日、第四日の動きを書き留めておきたいと思う。

 少しだけ遅く起きた。限られた時間を有意義に使おう、という気負いが過ぎて、本当に身体が(略)だったのだ。情けない話、ホテルの部屋を歩き回るのにも、ジイ様ヨッコラセ状態である。今日は詰め込みすぎず、余裕を持って動こうと決めた。

 ホテルを出てまず向かったのは、先日、車窓から外観だけを見たウエストミンスター寺院である。王室の戴冠式が行われる場所であり、かつての王族や著名有名人の亡骸が数多く眠る教会だ。ダイアナさんの葬儀が行われたのもここだそうだ。あの頃は場所など気にも留めていなかったが。

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 寺院周辺は多くの観光客でごったがえしていた。行列に並び、手荷物検査を受けて中に入る。入場料は£10、日本円にして¥2500程度。安いとは言えないが、それだけの価値はあったように思う。

 中に入って思わず息を飲んだ。大きなステンドグラス、畏怖さえ感じさせる高い天井、あちこちに置かれた、細やかな造形の彫刻。すげぇ、なんだこりゃ。これを人が作ったのか、というアホみたいな感想しか出てこないほど、ただ圧倒された。内部撮影は禁止なのが残念。


旅行記・第4日_b0113561_11322822.jpg エリザベス1世の墓を始め、かつての王族や(世界史に疎いので分からない人も多かったが・笑)、シェークスピア、ディラン・トマスなど著名人の墓。戴冠式の行われる祭壇。聖歌隊席。歴史的博物。隅々まで見て回り、中庭の見える回廊で一休みしながら、宗教について、宗教と権力について、自分なりに、ボンヤリと思い耽った。また当時の建立の様子や、王族の気持ちなどを、足りない想像力で、なるべくリアルに空想しようと試みたりした。



 ウエストミンスター寺院を後にして、ビッグ・ベン(国会議事堂)などを横目に見つつ、次を目指す。そういえば、この辺りの守衛(巡回)の警察官は、普通に銃を構えていたっけ。あれはヘッケラー&コッホ社製か? ワルサー社製か、いや違うな…などと、子供のころ興味を持ったモデルガンの知識を手繰り、妙にワクワク。


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旅行記・第4日_b0113561_11572496.jpg 次に、Waterloo駅を目指した。パリへ向かう特急ユーロスターを始め、数多くの路線が入る巨大駅だ。どこへ行くわけでもないが、一度構内を見てみたいと思ったのだ。入り口を探す道中、無自覚のまま、どうもあまり開けていない裏口を目指してしまったようで、人はまばら。もしや規模が大きいだけで中に人は少ないのか? などと思っていたが、裏口から中に入ってビックリ。施設もデカけりゃ、人も多い。外国からの路線もあるということもあって、なんとなく、空港に近い感覚を抱いた。


旅行記・第4日_b0113561_1251526.jpg 施設内で、先ほどからガマンしていた、トイレを探す。ここで初めて、有料のトイレに遭遇した。ロンドンでは基本的に、地下鉄などにトイレがない。出先で便意を催した時には、数少ない公衆トイレを探すか、博物館やデパートを利用することになる。時々、有料(大抵20ペンス、約50円)のトイレもあるーーー事前にガイドで読んでいた情報だったが、こうして実際に有料トイレを利用するのは、面白い体験だった。自動改札のようになっていて、コインを機械に投入しないとガチャコン回転ゲートを通過出来ない仕組みだ。

旅行記・第4日_b0113561_1285047.jpg 入り口そばには、御丁寧に硬貨への両替機も設置してある。トイレの入り口で、思わずカメラを構えた。
 そういえば東京駅にもチップ制のトイレがあったりするが、果たしてどれだけの人が寄付しているもんなんだろう。日本人はほとんど入れてないような気がする(笑)。って、俺の物差しでしかないが。



旅行記・第4日_b0113561_11432590.jpg そろそろくたびれて来たので、休憩がてら、遅い昼食を摂ることにした。今日はツアーに付いていたクーポンを利用して中華でも食うか、ということで、ピカデリーサーカス駅からほど近いチャイナタウンを目指す。にしても、中華街ってのはどこにでもあるもんだ。どこにでもってことはないが、恐るべし華僑さんパワーである。ボチボチ日本人街ってのもあって良さそうなもんだけどなぁ、なんて思うのは、ひとり旅行者のワガママだろうな。

 麻婆豆腐と焼売のセットを頼む。味はまぁ、そこそこだった。白米はボソボソしていたが、日本を発ってそれほど時間が経っていないにも関わらず、久しぶりに感じられる米飯は嬉しかった。店内には、多くの中国人旅行者と思われる団体や家族連れと、わずかなそれ以外の外国人がひしめいていた。左下写真、食いかけでスイマセン。右下は、店内に飾られていた純日本浮世絵画。なんでや。若干失望(笑)。

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 そういえば、直接関係ないが、TVニュースで見た沖縄空港の中国航空機爆発事故の映像にはビビった。けが人がなくて何よりだ。

 食事補給をして体力を少し回復したので、土産でも買って回るか、ということで、再びピカデリーサーカスやソーホー辺りを散策した。本当は現代アートの展示場であるテート・モダンを目指す予定だったのだが、相変わらず疲労によって足取りは重たかったので、今日はやめにしておいたのだった。


旅行記・第4日_b0113561_12244649.jpg 余談だが、現在イギリスは公共の場の「屋内」では全面禁煙だ。カフェでメシ食ったあとお茶しながら一服、飲み屋で酒飲みながら一服なんて光景は、今やこの国では見られない(オープンスペースはこの限りではない)。写真のように、街角に吸い殻入れが設置されていることもあまりなくて、喫煙者の居場所は少ない。まぁ、いいことなのだろう。歩きタバコしてる人は多少いるけどね。
 有名な話だが、タバコ自体の値段も税金の上乗せ・上乗せでメチャメチャ高い。例えばマルボロは、現在の日本円で一箱1300〜1400円ぐらいする。何なら贅沢品レベルだ。話のネタに一箱だけ買って、大事に大事に消費した。


 先へ進もう。
 ホテルに戻った頃には、もう晩になっていた。その時間帯になってもまったく昼間と明るさが変わらないのには、いまもって妙な感じだ。


旅行記・第4日_b0113561_11521538.jpg 疲れていたが、今夜こそはパブに行こうと決めていた。ロンドンといえばパブ、行かないでどうする。部屋でビール飲んでる場合じゃねぇぞ、ということで、夜9時近くになってから、駅周辺へと繰り出した。考えてみれば、こうして夜出掛けるのは初めてじゃないか。


旅行記・第4日_b0113561_11523642.jpg ハマースミス駅周辺は、思っていたよりも店が多かった。それも、ロンドン中心部とは少し雰囲気の違う、味のある小さな店が大半だ。建物は低く、こぢんまりとしている。それでも、静かな活気が溢れている。闊歩するだけでも、非常に心踊るものがあった。もともと渋谷より吉祥寺派、みたいなところがあり、ああ俺、この街並すげぇ気に入ったなぁと、夜のハマースミスに嬉々としてファインダーを合わせるのだった。写真暗くて申し訳ないです。


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 商店街らしき通りを端っこまで散策したあと、パブに行くならやはり駅前だろ、安心だし(笑)、ということで引き返し、駅近いパブに入った。地元の人が多いのだろうか、この国で言う「外国語」はあまり聴こえて来ず、店内は英語をデッケェ声で喋る老若男女でいっぱい。ひとりで来ている人はいないようだ。ビールを頼み、カウンターで独りチビチビやる俺、正直ちょっと寂しいものがあった(笑)。黄昏タイムってことで、それはそれで悪くはなかったが。
 上写真、パッと見は明治村の駅前交番みたいだけど、パブですよパブ。


旅行記・第4日_b0113561_12182414.jpg 空きっ腹に流し込んだビール2杯でちょっと気持ちよくなっちゃった俺は、別の店にも行ってみようという気になった。店を出て、すぐ近くのカフェ(夜はパブ化)へと移動する。


旅行記・第4日_b0113561_12183675.jpg こちらははじめの店よりも、フランクな印象のあるパブだった。店内にはミュージック・ビデオチャンネルのモニターがあり、大音量で音楽が流れ、騒々しい雰囲気だ。オネェチャン達も、心なしかイケイケなのが多い気がする。椅子にのんびりと座り、ロックミュージックを聴きながら酒を飲むのは、独り居ながらにしてとても気分が良いものだった。そういえばここではシーザーサラダも頼んで食ったのだが、半端ない量で、とても一人では食べきれなかった。


 さすがに夜も更けて来たので、ホテルの部屋へと戻った。いつもながら風呂に入るのが面倒だったが頑張り、この日は終了した。

 さぁ、書くことは書いた。今日も出掛けるか!
# by kurooolong | 2007-08-21 20:26 | 旅行記



音楽創作家HIKARI、ひとり旅in London。その顛末です。思った事は何でもかんでも。表示は新着順。
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